PAYROLL & BACK RATE

給与計算とバック率を、
一つの流れで管理する

キャスト給与は、時給に売上を足すだけではありません。勤怠、商品、指名、イベント、控除の根拠を残し、給与明細まで同じルールで計算できる状態が必要です。

更新:2026年8月10日編集・監修:株式会社ダイアモンドアーツLumina Adminの実装・運用知識をもとに解説

要点

  • 給与は「勤怠」「支給」「控除」の3群へ分けると整理しやすくなります。
  • バック率は対象・期間・条件・端数処理まで決めて初めて再現できます。
  • 計算結果だけでなく、キャストと管理者が根拠を確認できる明細が重要です。

給与計算を3つに分けて整理する

1. 勤怠から算出する部分

出勤日数、勤務時間、時給、日給などです。日付をまたぐ勤務、休憩、早上がり、遅刻・欠勤の扱いを先に定義します。スライド時給を採用している場合は、何の実績をどの期間で評価し、いつの給与から時給が変わるかまで必要です。

2. 実績から算出する支給

本指名、場内指名、同伴、ドリンク、ボトル、売上などのバックです。同じ商品でもキャストやイベントによって率が異なる場合は、誰に・いつ・何を・どの率で付けたかを残します。

3. 控除・調整

送迎、ヘアメイク、貸与品、源泉等、店舗で扱う控除・調整項目です。法令・契約に関わる扱いは専門家へ確認し、システム上では根拠と金額が明細へ出る状態にします。

バック率は「数字」だけでは設定できない

「ドリンクバック20%」という数字だけでは、実際の給与計算を再現できません。少なくとも次の条件を確認します。

  • 対象商品・指名・売上の範囲
  • 税・サービス料を含む金額か、税抜金額か
  • 誰に振り分けるか、複数人の場合の配分
  • 通常日とイベント期間の優先順位
  • 固定額、率、段階制のどれか
  • 1円未満の端数処理と締め期間
  • 取消・返品・伝票修正時の再計算方法
イベント入力は期間を明示するイベント名、開始・終了、対象商品、対象キャスト、バック率をまとめて登録できれば、営業日ごとの手作業変更を減らせます。
イベント期間と商品別バック率を設定するLumina Admin画面
イベント期間、対象商品、バック率を入力する画面。通常設定とイベント設定の適用範囲を分けます。

勤怠とペナルティを切り離さない

遅刻や欠勤などの扱いを給与締めのときだけ別表で入力すると、対象日の確認が難しくなります。勤怠画面で発生状況を確認し、適用の有無と根拠が分かる形にします。

Lumina Adminでは基本的なペナルティ設定を標準パッケージに含みます。ただし、名称や計算方法は店舗ごとに異なるため、現在の就業ルール・契約・専門家の見解を確認したうえで運用してください。システムはルールを決めるものではなく、決めたルールを一貫して適用するための道具です。

ペナルティ発生状況を確認できるLumina Adminの勤怠管理画面
勤怠画面上で前回出勤に関するペナルティと適用状態を確認できます。

給与明細で計算根拠を見せる

総支給額だけでは、キャストも管理者も差異を確認できません。勤務日数・勤務時間・時給、バックの内訳、控除、差引支給額を同じ明細で確認できるようにします。

勤怠、バック、控除、差引支給額を表示する給与明細PDF
Lumina Adminから出力した給与明細PDFの例。表示項目は店舗運用に合わせて確認します。

差異が出た場合は、明細から勤怠・商品実績・修正履歴へ戻れることが大切です。給与を最後に手入力で合わせると、次回も同じ差が発生します。元データまたは設定のどこが違うかを直します。

設定前に店舗側で決めること

分類確認する内容
締め期間営業日基準、暦日基準、月末締め等
勤怠出退勤、休憩、丸め、日またぎ、遅刻・欠勤
支給時給・日給、各種バック、売上評価、イベント
控除項目、対象、固定額・率、給与明細上の表示
修正締め後の扱い、承認者、修正理由、再出力

現在のExcel、給与明細、料金表、イベント表があれば、口頭説明より正確に整理できます。標準設定で足りない場合は、既存パッケージを土台に必要な部分だけカスタマイズします。

店のルールを、
毎日使える仕組みへ。

現在の給与体系や伝票、Excelを見ながら、Lumina Adminでどこまで運用できるかをご案内します。

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